イグアスの滝(アルゼンチンとブラジル国境)、ビクトリアの滝(ジンバブエとザンビア国境)と並んで「世界三大瀑布」と呼ばれる、ナイアガラの滝(Niagara Falls)。その魅力やアクセスについて解説します!
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ナイアガラの滝とは
ナイアガラの滝は、北米五大湖のエリー湖からオンタリオ湖に流れるナイアガラ川にある滝です。
ナイアガラの滝の魅力
世界最大の水量
カナダ(オンタリオ州)とアメリカ(ニューヨーク州)の国境上にまたがるこの滝は、世界最大の水量を誇ります。ナイアガラとは先住民の言葉で「水の雷」という意味で、その名の通り、周囲に轟く水音に圧倒されます。
水の透明度の高さ
またナイアガラの滝の特徴は水の透明度の高さにもあると言われ、水はエメラルドグリーンに輝いています。
アクセスの良さ、周辺観光の充実
他の世界三大瀑布に比べてアクセスがよく、観光船やアクティビティが充実しています(後ほど詳しく記載します)。
ナイアガラの滝の構成
ナイアガラの滝は以下の3つの滝が存在しています。もっとも大きいカナダ滝は幅675mです!超巨大滝の名に相応しい大きさですね。
- カナダ滝(カナダ側)|落差56メートル、幅675メートル
- アメリカ滝(アメリカ側)|落差58メートル、幅330メートル
- ブライダルベール滝(アメリカ側)|落差55メートル、幅15メートル
カナダ滝は馬蹄の形をしているため、ホースシュー・フォールズ(Horseshoe Falls)とも呼ばれています。
国境を越える橋「レインボーブリッジ」
ナイアガラの滝はカナダとアメリカの国境に位置しています。この国境を越える橋が「レインボーブリッジ」です。橋を徒歩で渡って、両国間を行き来します。(他にも国境の橋はありますが、観光客が主に利用するのは眺めの良い「レインボーブリッジ」です)
パスポートは必須!
国境を越えるため、必ずパスポートをご携行ください。
カナダもアメリカも出国審査はありませんので、出るとき(橋へ向かうとき)は何も必要ありませんが、入国するときにパスポートが必要です。この時パスポートがないと、その先へ入国できないだけでなく、戻ろうとしても再入国も不可となり、橋の上で足止めを食らうことになります。
電子渡航認証について
カナダへ「陸路」入国の際は、eTA(電子渡航認証)の申請は不要です。
(アメリカへ「陸路」入国の際にはESTA(電子渡航認証)が必要です)
日本国籍以外、ESTA以外で滞在予定の方は各自、査証条件をご確認ください。査証条件等は当社で回答ができかねますのでご了承ください。
ナイアガラ観光の際はパスポートを忘れずに!
また日本国籍以外、ESTA以外で滞在予定の方はビザ条件をご確認ください。ビザ条件等は当社で回答ができかねますのでご了承ください。
※また未成年だけで入国の際は保護者の渡航同意書が必要な場合がありますので、大使館等にご確認をお勧めします。
ナイアガラの滝の歴史
1万年以上前
人間がナイアガラの滝に足を踏み入れたのは、約12,000年前…日本でいうと縄文時代にまで遡ります。
1600年代
ヨーロッパ人でこの滝を初めて見た人には諸説あり、1604年のフランス人探検家サミュエル・ド・シャンプランの日記に滝の発見について記している説、1678年に訪れたベルギー人の宣教師ルイ・エネパンが発見した説などがあります。
発見当時から現在まで、浸食により約400m滝の位置が後退していて、このまま放置しておくとエリー湖に埋没してしまうため、滝が消滅してしまう恐れさえあると言われています。そのため、1950年に水門が建設されたり、『ナイアガラ水路変更に関する条約』により夜間や冬季は水量をできるだけ抑えるよう人工的にコントロールされています。おかげで浸食は緩和されているそうです。
でも、ナイアガラの滝が世界遺産ではない理由のひとつはこれです。
世界遺産登録には、産業開発に関わらず自然本来の形であることが条件なので、浸食を抑えるために水量をコントロールしているナイアガラの滝は世界遺産に登録されていません。
1800年代
今でもナイアガラの滝と言えば、霧の乙女号(Maid of the Mist)での遊覧船クルーズですが、初代の霧の乙女号は1846年(約180年前!)に作られました。
また今も人気のライトアップは、1860年から導入されています。
1900年代
1941年にはカナダ側とアメリカ側をつなぐ「レインボーブリッジ(Niagara Falls International Rainbow Bridge)」が建設され、車や歩行者がアメリカ・カナダ間の国境を行き来できるようになりました。
ナイアガラの滝のベストシーズン
夏でも冷えるので、いつでも防寒対策はしっかりして訪問をお勧めします。
また観光船は濡れますので、濡れる心づもりでご乗船ください。
春
冬に積もった雪解け水が流れ出し、水量が多くなる春は迫力ある姿を見られます。春と言っても4月はまだ寒く、10℃程度にしか気温が上がらないことも多くありますので、しっかり冬の服装で。5月になると一気に春めいて来ます。
夏
ナイアガラの滝は1年中見学できますが、最も水量が多く、水しぶきを浴びても気持ちの良い夏(6〜9月頃)がベストシーズンと言えます。
ナイアガラ観光で一番観光客が多い時期です。日中は半袖で問題ありませんが、夜は冷えるので羽織りものをご持参されると安心です。
秋
9月に入ると秋めいてきて、10月中旬には紅葉が見られます。フリースなど暖かい服装をご準備ください。
ナイアガラの滝を起点にトロント、ケベックへ続く道はメープル街道と呼ばれ、紅葉の名所として知られています。
冬
11月に入ると冬に向かい気温は氷点下になります。12月に入ると滝の一部も凍り始め、樹氷の風景が見られるかも。とにかく寒いので完全防寒・防風対策が必要です。
雪とのコラボレーションが見られること、圧倒的に人が少ないのはメリットです。遊覧船は例年12月〜5月頃まで休業するので注意。
ナイアガラの滝 周辺アトラクション
ナイアガラの滝の周辺には、この滝をもっと楽しめるアトラクションがたくさんあり、
- 滝壺まで遊覧船で突入できる「ホーンブローワー・ナイアガラ・クルーズ」
- トンネルで地下に下り、滝の真横や真裏からその迫力を体験できる「ジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズ」
- 観覧車
- ヘリコプター遊覧
- 滝の伝説などを紹介するシアター
などがあります。
またナイアガラ地域は観光業も盛んであるため、カジノもあります。
施設 | ・カジノナイアガラ(Casino Niagara) ・ナイアガラ・フォールズビュー・カジノリゾート(Niagara Fallsview Casino Resort) ・セネカ・ナイアガラ・リゾート&ホテル(Seneca Niagara Resort & Casino,) ・ヒルトン・ナイアガラフォールズ(Hilton Fallsview Niagara Falls) など |
営業時間 | 24時間 |
年齢制限 | 19歳以上 |
その他 | ※ドレスコード:シャツ、靴は着用すること(水着不可) ※施設内撮影禁止 |
ナイアガラの滝が世界遺産ではない理由のひとつに、カジノもあります。
ユネスコの登録基準として、“自然美=景観美を示す場所”を満たすことなどが挙げられており、自然が損なわれているため条件を満たしていないと言われています。
ナイアガラの滝から車で約25分ほどのところにある「ナイアガラ・オン・ザ・レイク(カナダ)」という場所もお勧め。のどかな土地で、オンタリオ湖が眼前に広がり、カナダ最大のワイン生産地でもあります。健康的な地元の材料を活用した料理「ナイアガラ・キュイジーヌ」を出すレストランも数多くあり、グルメエリアとしても注目を集めています。
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ナイアガラの滝へのアクセス
世界三大瀑布の中でも最もアクセスの良い滝としても人気です。
最寄り空港
ナイアガラの滝は、アメリカ合衆国のニューヨーク州と、カナダのオンタリオ州の国境に位置しています。そのため最寄り空港は以下の2つあります。
【アメリカ】バッファロー・ナイアガラ国際空港
【カナダ】トロント・ピアソン国際空港
アメリカ・ニューヨークから
バッファロー・ナイアガラ国際空港
- アメリカ合衆国ニューヨーク州に立地
- ナイアガラの滝まで車で約30~40分
- 日本からの直行便はありません
飛行機
ニューヨークからバッファロー・ナイアガラ国際空港まで飛行機だと、約60分と1番便利な方法です。
※バッファロー・ナイアガラ国際空港~ナイアガラの滝まではタクシーで約30分、約130ドルです。
バッファロー・ナイアガラ国際空から、公共バスなどもありますが、乗り継ぎが必要であったり、事前予約が必須であることから、タクシー移動がお勧めです。
電車(アムトラック)
ニューヨーク市内からだとペンステーション(Penn Station)からナイアガラ・フォールズ駅(アメリカ側)まで約9時間で到着します。駅からタクシーになり、遅延も多く、所要時間も長いため、お勧めしていません。
バス
ニューヨーク市内から各社バス(Greyhoundなど)も出ています。当社で代行手配は承っておりません。
日帰りツアー、宿泊ツアー
最寄り空港からの移動が少々不便なこともあり、ツアー参加の方が圧倒的に多いです。
全席革張りのジェットブルー航空(飛行機)でバッファロー空港へ。
カナダ側に入国して、夏は遊覧船、冬は滝の裏側のトンネルまで観光します。
最大のカナダの滝を眼の前に見れるテーブルロックも訪れます!
現地到着後は日本語ガイドが案内するので安心です。
【ニューヨーク発】日本語 日帰りツアーはこちら(約78,000円~)
なんといっても宿泊プランはライトアップされたナイアガラの滝をご覧になれます。
5~10月は霧の乙女号に乗船し、最大の滝カナダ滝へ大接近。(11~4月:風の洞窟&水力発電所訪問)
【ニューヨーク発】日本語 宿泊ツアーはこちら(約56,000円~)
カナダ・トロントから
トロント・ピアソン国際空港(YYZ)
- カナダ オンタリオ州に立地
- ナイアガラの滝まで車で約1時間10分
- 東京から直行便あり(2024年11月現在)
トロント空港からナイアガラの滝へは、公共交通機関での移動はバスのみとなりますので、タクシー移動をお勧めしています。こちらも最寄り空港からの移動が少々不便なこともあり、ツアー参加の方が圧倒的に多いです。
人気スポットのテーブルロックからナイアガラの滝を鑑賞。そのあとボートに乗り、勢いよく流れ落ちる巨大な滝へと近づきます。そしてなんといってもナイアガラ・オン・ザ・レイクとワイナリー訪問付き!日本語ガイドがいるので言語の心配がないところも安心。
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リーズナブルな英語ツアーもございます。
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